新年あけまして、おめでとうございます。 昨年は皆様から多大なるご支援を頂きまして本当にありがとうございました。本年も引き続き幸福実現党にお力添えを賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げますと共に、皆様の今年一年のご健康と

1/3 あけまして、おめでとうございます。~元旦から揺れ動く東アジア~

新年あけまして、おめでとうございます。

昨年は皆様から多大なるご支援を頂きまして本当にありがとうございました。本年も引き続き幸福実現党にお力添えを賜りますよう、何卒宜しくお願い申し上げますと共に、皆様の今年一年のご健康とご多幸を心よりお祈り申し上げます。

さて、本年2013年は元旦から世界が揺れ動いています。香港では、主催者発表で13万人規模(警察発表は2万6千人)の反政府デモが発生。北朝鮮では、金正恩第一書記が最高指導者として19年ぶりの新年演説を行いました。また、よいニュースとしては、米国で「財政の崖」を回避する法案が上下両院で何とか可決され、これを受けてダウ平均も翌2日、308ドルの大幅高となりました。

香港のデモは、昨夏に中国政府の支持を受けながら行政長官に就任した梁振英氏の辞任や、行政長官や立法会(議会)の普通選挙による選出を要求するものですが、同時に親政府のデモ(主催者発表で6万人以上。警察発表で8千人)も行われたようで、香港における民主化の動きが今後どのように展開していくのか目が離せません。

一方、北朝鮮の金正恩氏は新年の辞で、「宇宙を征服したその精神、その気迫で経済強国建設の転換的局面を切り開こう」という、今年のスローガンを発表しました。先月の長距離ミサイル発射実験をもって「宇宙を征服」というのも、いつもながらの仰々しい表現ですが、金氏には「核開発やミサイル発射実験に使うお金があったら、国民経済を豊かにする投資に使いなさい」と申し上げたいものです。

昨秋出版された、元拉致被害者の蓮池薫氏の著書『拉致と決断』の中でも、10年余り前の北朝鮮の状況について以下のような記述がありました。

 

(引用開始)

2000年代になっても平壌市内には洗濯機や掃除機、自動炊飯ジャー、電子レンジのある家庭がほとんどなかったし、店に加工食品が豊富に並ぶこともなかった。あいかわらず靴下や下着はもちろん、シャツやズボンにいたるまで風呂場にしゃがんで手洗いするのが女性の日課であり、食事も朝晩二回、ひとつの石油コンロで順番に汁やおかずを作り、ご飯もいちいち火加減を見ながら炊かなければならない家がほとんどだった。

(引用終わり)

 

これを読めば、北朝鮮の経済は、日本で言えば、電気洗濯機や電気掃除機等が本格的に普及し始める昭和30年代以前の貧しい状態であることが明らかです。直近の10年余りの間でも、デノミの失敗で混乱を来たしたりしてきたため、経済状況はほとんど好転していないでしょう。宇宙に衛星もどきを打ち上げている場合ではありません。

本当に「経済強国」になりたかったら、軍需産業や重工業への偏重を改め、国民生活に直結する民生分野にもお金を回しながら、国を開いて経済の自由化を図り、同時に政治体制の民主化もを進めるべきです。宇宙の“征服”は日本に任せて、北朝鮮には早急に国内の自由化・民主化に着手してほしいものです。それこそが北朝鮮の国民にとって真に望ましいことでしょう。

本来、宇宙開発については、むしろ日本こそ宇宙を新しいフロンティアとして位置づけて積極的に取り組むべきなのです。20XX年までに月での定住を実現するだとか、一般人の月旅行を可能にするだとか、そうした具体的な目標を設定することを通して、国民に未来ビジョンを提示しなくてはなりません。

この観点から安倍晋三首相の「年頭所感」を読んでみると、「経済再生」「復興」「危機管理」の3つが内閣の課題として掲げられており、これらは政策の方向性として間違っているわけではありませんが、しかし、日本の未来ビジョンが語られているとは言い難く、物足りない内容です。それこそ、「宇宙を征服するぐらいの気迫で、世界最大の経済強国建設への転換的局面を切り開こう」などと述べても良かったのかもしれません。幸福実現党が必要とされる理由も、まさにこの点にあると言えるでしょう。

 

立木 秀学
(ついきしゅうがく)
東京大学 法学部 第3類(政治コース)卒業後、幸福の科学入局。財務局長、専務理事などを歴任し、幸福実現党に入党。2010年7月から2012年12月まで幸福実現党党首を務める。
現在、HS政経塾塾長。
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