この度の東日本大震災での被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、犠牲者の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。 さて、誠に残念な報道が海外メディア(Monsters & Criticsというアメリカのニ

3/14 政府、台湾からの救助隊を拒絶!→ 一転受け入れへ


この度の東日本大震災での被災者の皆様に心よりお見舞い申し上げますと共に、犠牲者の皆様のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

さて、誠に残念な報道が海外メディア(Monsters & Criticsというアメリカのニュースサイト)でなされています。なんと、わが国政府が台湾からの救助隊派遣を拒絶したというのです。以下に、その英文記事を転載させていただきます(bit.ly/f9Fi1W)。

 

 

(引用開始)
Japan declines Taiwanese rescue teams, requests material aid
Mar 13, 2011, 5:42 GMT

Taipei – Japan has declined Taiwan’s offer to send rescue teams to Japan’s earthquake-hit areas for now, but requested relief materials from Taipei, the Foreign Ministry said Sunday.
‘Japan told us that due to the chaos in the disaster areas, it will notify us (regarding dispatching rescue teams) after assessing the damages,’ a ministry statement said.
‘However, Japan has given us a list of the materials it needs, and we hope civic groups and individuals can contact the Foreign Ministry if they want to supply these materials,’ it added.
It said Japan requested 500 generators, 500 kerosene cookers, 1,000 sets of warm clothing, 500 sleeping pads or sleeping bags, 1,000 pairs of warm gloves and non-perishable food such as biscuits.
Since the magnitude-9 quake triggered a massive tsunami Friday, Taipei has donated 100 million Taiwan dollars (3.3 million US dollars) and offered to send rescue and medical teams to Japan.
(引用終わり)

(以下私訳)
日本、台湾の救助隊を断り、物資の支援を求める
2011年3月13日5時42分(グリニッジ標準時)
【台北】外務省は日曜日(13日)に「日本は、地震被災地へ救助隊を派遣するという台湾の申し出を今のところ断り、台湾政府からの救援物資を求めてきた」と述べた。
「日本は、被災地が混乱しているため、被害状況を調べてから(救助隊派遣について)我々に知らせるつもりだと言ってきた」と、外務省は発表した。
「しかし、日本は必要とする物資のリストを我々に提出してきたので、市民団体や個人でこれらの物資を供給したい方々は外務省にご連絡ください」と、外務省は付け加えた。
外務省によると、日本は発電機500台、石油コンロ500台、暖衣1000着、寝具もしくは寝袋500枚、手袋1000組、ビスケット等の腐らない食品を求めてきたのこと。
金曜日(11日)にマグニチュード9の地震によって大津波が発生してから、台湾政府は1億台湾ドル(330万米ドル)を寄付し、日本に救助と医療のチームを派遣することを申し出ていた。
(以上)

すでに、アメリカはもちろん、韓国、中国、ドイツ、スイス、ニュージーランドといった国々の救助隊が到着、もしくは受け入れ予定です。わが国政府が言ったとされる「被災地が混乱しているので、被害状況を調べてから」などという断りの“理由”は、まったく理由になっていません。

被災地の広がりと犠牲者・行方不明者の多さを考えれば、救助隊が多いほど有り難いのは言うまでもないことで、中国の救助隊は受け入れて、台湾のそれは拒絶するというのは、またしても中国政府の顔色を窺ったとしか理解のしようがありません。

国民の救出よりも、中国政府のご機嫌取りか!!!

こんな国家の緊急事態において、それでも中国におもねり“配慮”し続けるというのは、「菅政権の属国根性、ここに極まれり」と言うしかないでしょう。

仮に、台湾の救助隊をわが国が受け入れて、それを中国が批判し、怒りをぶちまけるということがあれば、むしろそんな中国の方が非常識であるということが全世界に示されるわけで、わが国は何も恐れることはありません。各国からの有り難い申し出は、感謝の辞を述べつつ有り難く受け入れて、他日それらの国々に困ったことが起きたときには、しっかり御恩返しに励むことを期すればよいのです。

現在は震災や原発事故の対応を優先しなければならないので致し方ありませんが、それらがひと段落ついたら、こんな卑屈な政権は一刻も早く退陣すべきです。「最小不幸社会」を掲げたにもかかわらず、戦後の「最大不幸」がやってきたことに、菅首相以下、政権担当者は自らの「徳」の不足を感じとり、より有徳な人々にその座を明け渡さなくてはなりません。

以上、14日未明段階での話ですが、日中になって、「台湾の救助隊が被災地に向けて出発した」という報道がなされました。以下は日経新聞のサイトよりの転載です(s.nikkei.com/hOCg2m)。

(引用開始)
台湾、救助隊28人 被災地に出発
2011/3/14 10:56
東日本巨大地震の被災地に向け、台湾の救助隊28人が14日午前、台北市内の松山空港を出発した。救助隊は日本に入った後、自力で被災地 入りして救助活動に当たる計画。空港での出発式典に出席した楊進添・外交部長(外相)は「しっかりと任務を果たし、無事に戻ってきてほしい」と激励し た。(台北=新居耕治)
(引用終わり)

わが国政府は結論としてはごくごく当たり前の判断を行いましたが、そこに至るまでに一時的にとはいえ、台湾の皆様に残念な思いをさせてしまいました。本当に情けないかぎりです。

今後、このような過ちを繰り返さないためにも、政府、特に外務省は今回の事の経緯を明らかにする必要があるでしょう。

(3/14 13:04更新)

立木 秀学
(ついきしゅうがく)
東京大学 法学部 第3類(政治コース)卒業後、幸福の科学入局。財務局長、専務理事などを歴任し、幸福実現党に入党。2010年7月から2012年12月まで幸福実現党党首を務める。
現在、HS政経塾塾長。
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